金融商品解説
住宅ローンを組んでお金を借りる際、その金利には3つのタイプがあるといわれています。一つは「全期間固定型」次に「固定期間選択型」そして「変動金利型」です。最初の全期間固定型がいわゆる固定金利というもので、借り入れ時の金利のまま最後までずっと同じと言う契約で、返済額も毎月同じです。
二つ目は基本は変動金利だが一定期間を固定金利にできると言う契約です。固定する期間は任意に選べますが、一番利用されているのは10年タイプと言われています。最後に変動タイプですが、半年ごとに金利を見直す仕組みです。
実は前の二つと最後のでは、同じ金利という言葉を使っていても決まり方が異なります。固定型は長期金利に連動し、変動型は短期金利に連動します。一般的に長期金利のほうが高いため、これまでは約半数が変動金利を選んでいたようです。
そこで今後のことが話題になるのですが、ここしばらくは金利がかなり低い水準で推移していました。今後急激に上昇することは考えにくいのですが、住宅ローンはかなり長期のローンですので10年後20年後はわかりません。そのために固定金利が長期的に見て低いと考えられる今のうちの固定型に乗り換える判断をする方が増えてきています。